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虫歯はどうしてできるの?歯磨きがきちんとできていないから?それだけではありません。
現在ブラッシングだけでは虫歯予防ができないことがわかっています。以下に気をつけてお子様の虫歯を防ぎましょう。

幼児期の虫歯予防

幼児期の虫歯予防

乳幼児期は歯口清掃や食習慣などの基本的な習慣を身につける時期で、生涯の歯の健康づくりに非常に重要な時期です。

1) おやつは時間を決めて取らせましょう

ご飯やおやつを食べるたびにお口の中は酸性になって、虫歯になりやすくなります。
1日3回以上おやつを食べている3歳児の虫歯は平均2本にもなります。
だらだら食べはやめて、時間を決めて与えることが大事です。

2) 糖分の取り過ぎに注意しましょう

3回の食事で不足するエネルギーを補給するために、気分転換や楽しみのためにも小さい子供におやつは必要です。
しかしジュースやお菓子類などのおやつは、虫歯菌の大好物です。
虫歯の原因になるだけでなくおやつで糖分を取り過ぎた場合には、肝心の食事がきちんと取れずに栄養が偏ったり、偏食・肥満の原因になったりします。

3) フッ素を上手に使いましょう

定期的に歯科を受診してフッ素を塗装しましょう。
早期に虫歯を発見し、治療することにも繋がります。
お家での仕上げ磨きにフッ化物配合の仕上げ磨き剤を使います。
うがいを上手にできない小さなお子様には、ジェルタイプのものがおすすめです。

学童期の虫歯予防

学童期の虫歯予防

学童期に永久歯が生えはじめ、12歳頃までにはほぼ生え揃います。永久歯が虫歯になる頻度が非常に高い時期でもあります。
虫歯の予防の基本は乳幼児期と変わりません。基本的な食事・歯磨きの習慣を崩さないようにしましょう。

1) 歯磨き習慣をマスターしよう

手先が器用になり、自分で歯が磨けるようになってきます。
歯磨き剤はフッ素入りのものがおすすめです。
また定期的に歯科を受診し、歯磨き指導を受けることで磨き残しやすい部位や歯垢のたまりやすいところをチェックしましょう。
うがいが上手にできるようになったら、フッ素洗口液を利用することが理想的です。

2) 歯周病予防と仕上げ磨きをしましょう

12~14歳の子供の内、歯肉に炎症の見られる子供が実に40%を超えることが厚生労働省の調べでわかっています。
歯垢は虫歯だけでなく歯周病の原因にもなります。
仕上げ磨きを嫌がる子供も出てきますが、まだまだ子供に任せっきりにしてしまうのはよくありません。
なるべくお子様のお口を覗いて磨き残しがないか、初期の虫歯(白い斑点)・歯肉炎の予兆(歯茎の腫れや出血)がないか見てあげてください。
歯の健康だけでなく、親子のよいスキンシップにもなります。

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